チャイルドヴィジョンを知っていますか。

 多摩市内の小・中学校の卒業式の頃から咲き始めた桜。雨降りの日、少し肌寒い日もあったおかげで、もしかしたら小・中学校の入学式までもちそうな気配ですね。入学するお子様のいるご家庭では「桜はどうかな?」「もちそうだね。もつといいね。」といった会話が交わされているのではないでしょうか。

 ところで、桜の花を見る時は、おとなも子どもも見上げることになりますが、街を歩くとき、背丈の低い小学新一年生にとっては、桜に限らず見上げないと気付けないことが多いのです。

 見上げて歩いてつまづいた、といった経験は誰しもあることでしょうが、加えて、新1年生は、まだとても狭い視界で生きています。
 この視野のことをチャイルドヴィジョンと言います。
 
 是非、皆さんも目の周りに手をあててやってみて下さい。きっと、子どものきもち、苦労、不安がわかると思います。

 そんな子どもがたったひとりで、全く新しい学校という環境に足を踏み入れるのです。
怖いでしょう。緊張するでしょう。いやでしょう。

 私たちが新1年生におめでとうと言いたい時は、少なくともしゃがんで、視線を合わせられたらいいですね。

 子どもの見ている世界を一緒に感じ、共感し、こんなだったらいいのにねーと、一緒に
子どもにやさしいまちづくりを実践したいですね。