ほんとの主権者教育とは

 今朝の多摩センター駅は少し肌寒さが感じられました。通学時間帯の多摩センター駅には多くの高校生が通りましたが、中には有権者もいたかもしれません。

 以前、18歳選挙を視野に、市内の中学校で投票模擬体験を行ったとの報道がありました。投票用紙に候補者の名を書き、本物の投票箱に入れることで、自分が有権者である自覚につながるかもしれません。
私が一番大切だと思うのは、社会のルールを変える、つくるというプロセスを体験することで、民主主義を理解し「自分ごと」=自治する感覚を育むことです。それは子どもであっても、むしろ子どもだからこそなのかも。

 例えば校則。「学ぶのに支障ないのに、この校則いる?」と誰かが問題提起したら、校則を変えるためにはその後、どんなことが必要でしょう。市民自治を実践する次世代が育つためには、学校という一番身近な社会の中で、みんなが関心を持ってルール作りに関わることが有効だと思うのです。私たちがずっとシチズンシップ教育を求めているのはそれが理由です。(「そんなことをしたら社会が変わってしまう」と、また誰かが言いそう…。)

 今統一地方選では、生活者ネットは「私らしく生きるための政治」をスローガンにしています。政治を身近に引き寄せ、自分らしく生きるための道具として使いませんか…と、爽やかな登校風景を見ながら、学生たちに胸の中で投げかけました。朝から元気を頂きました!ありがとう。