誰にとっても優しいまちになるには

 先日、視察のために民間のチケットカウンターに行きました。手続きをしながらも、他のお客様の声が聞こえてきます。どの店に行ったらいいのか、そこへはどうやって行くのか、座席はどうか、料理の提供に配慮をお願いできるかと、はて?随分と念入りに聞いているなーとそちらを見ると、二人連れの一人は車椅子ユーザーでした。あれこれ悩みながらもお二人は楽しげで、対応していた従業員は、その都度直接電話で確認していました。

 最近、街中や車内、駅のホームなど車椅子の方をよく目にしますね。学校や仕事のように行く必要がある場所のほか、楽しむためのお出かけというのもあって当然。ましてや初めての場所に旅行となったら、事前の下調べは観光するその場所だけでなく交通、宿泊、飲食など相当な範囲にわたるのではないのでしょうか。行ったら行ったで、思ってもみなかったことが起きるかもしれません。

 しかし、それは準備不足ではなく、その街、自治体の合理的配慮が行き届いていないという問題かもしれません。

 多摩市では外国人はじめ多くの観光客がテーマパークを訪れていますね。人々の多様なハンディキャップに一つ一つ対応できているか、快適なまちになっているか、まだまだ検証は必要と感じました。