年のはじめに思うこと
2025年になり一週間が過ぎました。元旦には、昨年の能登半島の震災を思い、穏やかに一日が過ぎてくれるよう祈った方もおいでかと思います。
政治の上では、昨年の選挙によって衆議院では与党少数となりました。選挙だけで社会の課題は直ぐに大きくは変わらないとしても、大きな一歩であることは確かだと皆さんも感じたのではないでしょうか?
さて、正月をはさんで新幹線に乗りました。近くに座った、3人の小さい子を連れた母親は荷物も多くへとへとで、何かの用事か少し席を離れて戻ってきました。何ということのない光景です。
その間、真ん中の子は、土足のまま座席に立つ下の子の靴を脱がすなど世話を焼いていました。母親が見ていれば「ありがとう」と声をかけたかもしれませんが、母親は知りません。
少しすると、上の子がトイレに行くと急に立ち上がり、隣に座っていた真ん中の子のゲーム機にぶつかってしまいました。「通るなら通ると言え!」と大声を上げた真ん中の子は母親に注意されました。ひと声掛けなかった子、大声をあげた子、どちらを注意すべきか、なかなか難しいところです。
脇で見ていた見知らぬ私にできることがあるとしたら、年頭のこの光景を忘れずに、どんな場面でも子どもの行動の背景には必ず何か理由があることを、周囲のおとなが思いやる社会に近づくために、多摩市から活動していくことだと感じました。
今年もよろしくお願い致します。