真の子ども・若者政策とは

 半年後に控える都議会議員選挙では、生活者ネットワークは「あなたの選択が東京を変える」と掲げて戦います。

 そのキックオフ集会での両角達平氏の、スウエーデンの若者参加の実態についてのお話は、あまりにも羨ましいものでした。

 投票率が80%超、教育費が無料なので同じスタートライン、政治家はほとんど無報酬に近い、政治家の1割が1020代、学び直せる環境・・・など、参考にしたくても、どうにも難しいとため息が出ます。

 しかし昨年の都知事選では、東京都の予算はスウエーデンの国家予算並だとも。都民の選択が、東京を変え、スウエーデンに並ぶ可能性はゼロではないのです。

 スウエーデンでは若者の投票率の高さが若者政策を進めていますが、地域の居場所かつ拠点である「ユースセンター」が若者政策に寄与しています。ここには、若者の意見を聞くだけでなく、社会に反映させるプロセスに寄り添う職員がいるのです。

 無目的でも主体的な「余暇」を大切にすること。その結果の学びや自立を、決して目的化しないこと。そして最も大切なのは、民主的であることだと両角さんは語りました。

 多摩市の児童館が子ども、若者の余暇を豊かに育む受け皿となり、スウエーデンのユースセンターに近づいていくといいなぁと感じました。

 さてさて、埼玉県八潮で起きた道路の陥没事故は、誰にとっても他人事とは思えないのでは。多摩市では、落合の青木葉通りでは、交差点に水が滲出しており、市は凍結注意や調査中の張り紙をしています。

 陥没の危険性が高くないと判断していますが、何か変化があれば市民への速やかな周知が必要です。