2025年度の予算質疑が終わりました。

 私たち会派は、猛暑に備え、小学校体育館の断熱化と空調設備を求めてきましたが、今予算には計上されず、この夏も子どもたちは真っ赤な顔で我慢することになってしまいました。市は補正予算での対応を示しましたが、体育ができないほどの暑さを客観的に示すデータを集めるなどしてこなかった教育委員会も、市長も、「子どもまんなか」の姿勢をどう見せるのか。注視です。

 また、いよいよオープンする中央公園内のグリーンライブセンターについては、委託事業者の選定過程の不透明さについて質疑しました。「みずとみどりといきもの」の保全の拠点にすると市はこれまで答えてきましたが、新規受託者にその専門性を見出すことはできず、また庁内の選定委員会での審査内容も公表されていません。受託者の今後の成果とともに、市との関係についても極めて注視していく必要があると感じました。

 さて、教育委員会資料によると中学生の標準服は52,000円〜63,000円だそうです。前年比がわからないそうですが、保護者の声は「相当上がっていると思う」です。

 一方、給食費無償化以降、給食での牛乳を選択する家庭があることを知りました。本来、食品ロス対策として、子どもが牛乳が苦手なら配給を選べる選択性でしたが、牛乳代の節約という実態があったとしたら、物価高どころか貧困の問題ととらえ調査するべきです。

 いずれにせよ、この物価高は誰にとっても深刻でしょう。今予算で物価高に対する市の独自策はありませんが、市は「段階的予算」と表現したことから、補正予算での物価高対応も必要と感じています。