初の女性総理誕生に思うこと

先日、多摩市議会子ども教育常任委員会の視察で奈良に行きました。
折しも2025年10月21日という偶然から、駅で号外を配っているところに出くわしました。

その見出しには大きく「高市首相誕生。初の奈良県出身」。そして若干小さな見出しで、女性初の総理大臣とありました。

自民党の代表選の決戦投票では高市さんが勝ったことから、公明党が自民党との連立政権を解消し、少数与党がますます少数になりました。

野党がまとまれば政権交代も夢ではない局面になると、とりわけ立憲は、なりふり構わない数合わせに走ったとの見方もあります。しかし、その陰で、したたかな維新と組んだ自民党高市さんが第104代首相となりました。

さて、私たちはこれまで、日本に女性の総理大臣が誕生することを首を長くして待ち望んできました。ですから、今回のことは日本の憲政史上歴史的な日となったことは間違いありません。

今後、彼女が安倍元総理の保守的な路線をどのように引き継ぐかはわかりませんが、注視すべきであることは言うまでもありません。
同時に、日本の首相が女性になった意味の大きさに思いを馳せることも重要と感じます。

高市首相は、数の上で圧倒的に優位な男性政治家たちから多くを学び、身につけた論理があるでしょう。しかしこれからは、国民の頂点に立ったと思う前に、これまで、虐げられたり、人権を踏みにじられた多くの女性たちの代表になったとの思いで政権を担って頂きたいのです。