すべてのおとなが高い人権意識を
1日から始まった議会も1週間が過ぎました。そんな議会中ではありますが、駐車場の法面の草を食むヤギに癒されながら、夕方、パルテノン多摩の大ホールに足を運び、エンターテイメントのショウで楽しい数時間を過ごさせて頂きました。
私たちは文化、芸術から多くの生きる力を与えてもらっていることに改めて気付かされ、感動しつつ帰途につきました。
帰宅するとどの局もジャニーズ事務所の性加害会見を報道していました。確かに、多くの国民がジャニーズ事務所のタレントの歌やダンスなどから、これまで、元気や楽しみをもらったかも知れません。
しかし、それが彼らの人権侵害の犠牲の上に築かれていたとしたら、それは決して許されないことです。私たちは、人権の尊重が人類の最上位のルールであることを改めて肝に銘じる必要があります。
そして諸外国に比べ、人権意識がまだまだお粗末であったことを反省し、今の子どもたちに対し、謝罪しつつ人権教育の普及に力を入れていきます。
さて、国では、子どもと接する仕事に就く際に、性犯罪歴がないことを確認する新たな仕組み「日本版DBS」の創設に向け、子ども家庭庁の有識者会議が方向性をまとめました。学校や保育所以外、つまり学習塾、スポーツクラブ、学童クラブ、民間事業者、芸能関連の養成所などは任意である点などまだまだ課題があります。
今、このタイミングで創設するなら、性被害にあった元子どもたちが、顔や名前を出して告発した意味を受け止め、「すべての子どもを守れるか」の視点を見失わず実効性を高めてほしいものです。