市民主権の真骨頂
先週のハロウィンでは、思わずかわいいカボチャの飾りに足を止めました。ところが、カボチャを囲む看板には「ここは遊び場ではありません」。看板を避けて飾れば、ハロウィンらしい写真が撮れるのにと残念でした。
さて先日、テレビ朝日のドキュメンタリー番組をもとに制作された「ハマのドン」という映画を観てきました。これは時の菅政権の、横浜に総合リゾート施設IRを建設しようとした国策とも言える計画を、政財界とも親交がある地元の有力者、かつ博打が当たり前にあった昔の港を知る藤木幸夫さんが阻止するまでの映画です。市民とともにIR反対派の山中新市長を当選させ、カジノ建設を阻止したのです。
インタビューで藤木さんが口にした「主役は市民、僕は脇役」、「決めるのは市民」の言葉は私たち生活者ネットが言ってきた言葉と同じ。深く共感しました。
さて、報道にあるように、旧統一教会から「来年1月までの解体工事は予定通り進めるが、施設の建設は当面の間見合わせる」と市に回答がありました。
ここまできたのは、映画同様、「決めるのは市民」との信念を貫いた多摩市民の大きな頑張りがあったからです。そこに暮らす市民が頑張ることで不可能はないと、ハマのドンの映画を観ながらしみじみ思いました。