能登半島地震から学ぶ

 元日に起きた能登半島の大震災は、少し忘れかけていた東日本大震災のことを私たちに思い起こさせてくれました。

 正月明けにお話しした市民の方は皆さん、震災の話をされ、今回の震災を多摩市民が改めて震災を自分ごととして引き寄せていることがわかりました。

 市もまた防災、備災について改めて考え、点検する機会にしなければならないのではないでしょうか。

 報道を見聞きする中、科学が進歩しデジタル化が進んでも、ひとたび震災に見舞われライフラインが途切れると、無力であり、地形、天候、気候、時期により、過去の震災と対応が異なることも考えさせられます。

 殊に、災害弱者への対応は常に困難を極めると思い知らされます。地域の特性、弱点を一番知っているのは地域の皆さん。地域協創推進室の新設、防災拠点となる新庁舎建設に向けて特別委員会を発足している今だからこそ、この震災から多くを学び活かしていかなければと強く感じます。