育休中も就労に関係なく預けられる社会に
子ども教育常任委員会では先日、多摩市内にある東京都の認証保育園からお話をうかがいました。
保育無償化の流れから、認可保育園、認証保育園のどちらにも同様の補助があるため、保護者にとっては保育料にあまり差はありません。園側の努力によってか、認証の人気が高いことが分かりましたが、施設修繕費等の補助は認可保育園ほどではないため、認証保育園は相当厳しい運営を強いられていることも分かりました。
さて国は、就労を問わず子育てを支援する取り組みとして「誰でも通園制度」の試行を始めました。2026年度から全ての自治体で実施を開始する方向ですが、多摩市の認可保育園は仕事をしているかが入所基準です。
子育ては24時間労働であることを考えると、夫婦共に育休を取得しているとしても、二人だけの慣れない育児は不安やストレスが高まる可能性があります。
今までとは異なる、就労に関わらない、常に助けを求められる環境は、虐待防止、ひいては子どもの権利の視点から重要です。
働いていなくても子どもを預けられる認証保育園へのさらなる支援は、まさに待ったなしと言えそうです。