世の中が変わるとは

　今年もゴールデンウイークが始まりますね。思い思いの計画で、誰もが楽しい時間を過ごせるようにと願います。

　さて、三浦しをんさん原作の「舟を編む」というドラマの中で、主人公が「恋愛」という言葉を辞書で引くと「男と女が強く惹かれ」のように書かれていることに疑問を持ち、同性のパートナーもいるのだから変えるべきと投げかける場面がありました。

　実際の辞書は版を重ね、今は「特定の異性から」が「特定の相手」となるなど改定されています。

　先日、DV被害の当事者への対応について、多摩市の対応に疑義を感じた方が、今後、自分のように困る方がいないようにと話しに来て下さいました。

　誰一人取り残さないという意識は、自分の周りや次世代のために法律、条例、また辞書に至るまで、水が染み込むように隅々まで染み渡りはじめていると感じました。その動きを、政治は決して阻害してはなりません。