市との協働だけじゃない。市民どうしで協働の実現

 4月も半ばを過ぎました。木々のみどりや色とりどりの花に囲まれて、歩くのがたのしみですね。そんな4月20日の日曜、パルテノン多摩で議会報告会が開催されました。

 2年前、「多摩市はウオーキングイベントが多くて嬉しいが、補助具としてウォーキングポール(両手に持つ杖のようなもの)を使えるようにしてもらえると有り難い」との声をいただき、一般質問で取り上げたのですが、報告会に、このウォーキングイベントの主催団体の方が来て下さっていました。

 あのときの質問をきっかけにこの2年間、調査、検証、検討した結果、ウオーキングイベントでポールを使ってもよいことにしたとの報告を頂きました。その方は「これは市が決めたのではなく主催者である市民が判断した。主催する市民、参加する市民による市民協働であり自治だということをお伝えしたかった」と言われ、胸が熱くなりました。

 議員は多様な市民の声を議会に届けますが、その声を市民が受け止め、市民が具現化するという、このような好循環がもっと拡がるよう、自分の役目を見つめ直した報告会でした。