公共トイレ、外開きへの一歩!
多摩ネットの福祉部会による市内のトイレ調査では、「誰でもトイレ」の引き戸以外は内開きだということが分かりました。
使用中の人が倒れた場合、外から対応するには扉が外に開く必要があります。内側にしか開かないと、もし人が倒れていたら開かないからです。
市に要望を重ねた結果、新築の中央図書館や旧北貝取小のふるさと資料館には、何かあれば外に開く扉が取り付けられました。何かあった際には、扉の上にある金具を倒す事で外開きになります。
ただ、職員には既に周知してあるものの、市民がその事を知る必要があります。張り紙などによる周知を要望しました。
さて、コミュニティーセンターは順次大規模改修が進められていますが、トムハウスを確認したところ、女性トイレの一つの個室は完全に外開きでした。
小さなことではありますが、公共施設の老朽化対応を進めるに当たっては、今後さらに深刻になる高齢化社会のニーズを反映するのは当たり前です。
地域のことは地域で決めると訴え続けてきた生活者ネットワークの政策の一つが、身近なところで実現しました。おかしいとか、必要だと感じたことを諦めないで伝えることに尽きると実感した日でした。