政治を身近に感じられる選挙にするには

 投票用紙に名前を書いて頂けるよう各候補者が名前を連呼する横を通りながら、市民の皆さんは迷惑だ、うんざりだと感じているかも知れません。そんな選挙イコール政治となり、だから政治はいやだ、関わりたくないとますます思われてしまうかも知れません。

 だとしても、私たち、生活者ネットワークは知っていただきたいのです。
例えば、国の少子化対策は出生率を上げることに終始しているけれど、子どもたちはずっと「子ども政策」を待っていることを。今を生きる子どもたちの、もって生まれた権利を保障し、その後の人生の基盤となる子ども期の生育環境をどこまで豊かにできるか。それは大人の責任であり、政治の仕事です。

 さて、私たちの訴えを見たり聞いたりしてくれるのは、決して有権者だけではないことも私たち候補者は意識すべきでしょう。あっという間に18歳になる小中学生。次のまちの担い手である彼ら、彼女らにも理解できる表現が求められます。それこそが、多摩市に子ども若者の権利保障の条例制定の意義であり、「知る権利」の保障であり、主権者教育の実践でもあるのです。

 残すところ今日限り。胸に刻み頑張ります。