こんな時だからこそ憲法を
旧統一教会の解体工事が3日から始まりました。前日の2日の日曜日、コミュニティセンターのゆう桜ヶ丘において檻の中のライオンの著者、楾大樹氏の講演に足を運びました。
日本国憲法は、敗戦後に米国の関わりによって制定された押し付けだと言う人や、制定後、一度も改正されてないことで時代に合わないものになっているなど改憲の主張をする人がいます。
講演で先生も言われていましたが、例えば憲法53条には内閣は国会の臨時会を招集することができる。いずれかの総議員の1/4以上の要求が有れば決定しなければならない。とあります。そこには、期限が書かれていないため与党は、なかなか国会を開きません。
もし20日以内など書くことが改憲で決まるなら、改憲の意味はあるのでしょう。確かに、このように改憲したいことはあるかもしれません。しかし、改憲により、権力者が守るべきもっと大事な13条の個人の尊重や、9条の戦争放棄や、14条の法の下の平等など、重要事項が万が一変わるかもしれない恐怖があります。
今、多摩市は旧統一教会の土地購入に大きく揺れていますが、市民が共に活動が出来るのもこの憲法のお陰です。
そして、12条にあるこの憲法が国民に保障する自由及び権利は国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。
又、これを濫用してはならないという言葉は、教会側にも毅然と突きつけられる条文です。
私たちは、辛い時、困難に直面した時
この素晴らしい憲法に立ちかえることで
勇気や希望を見いだせることを
改めて教わりました。