子ども施策の充実〜結果的には経済施策

 先日、生活者ネットワークの講演会に前明石市長の泉房穂さんをお招きしました。印象深かったのは、子ども施策は経済対策であり全ての人のためになる、という考え方です。

 駅前の一等地に子どもの居場所を作れば、多くの子どもたちに伴って保護者、祖父母などが、そこを利用した後に一緒に買い物や食事をする。飲食店を含む商店街が活気づく。

 また給食費無料化をはじめ、子育て世帯にフォーカスした支援を打ち出すことが働き盛りの人口流入につながり、結果として税収も増える。

 そんな姿勢で、議会の激しい反対の中、子ども真ん中施策に優秀な職員、税を投入したことをさらりとお話しされました。信念をもって実行し、紛れもなく312年でまちを変え、今は泉さんがバトンを渡した市長がしっかりとその流れを市政運営にいかしています。

 さて、多摩市が初雪に見舞われた25日、阿部市長が議会に対し施政方針を示しました。阿部市政13年の期間、市長は多摩市をどんなまちにしたくて、どんな市政運営をしてきたのか。

 振り返るとともに、これからのビジョンと道筋を問う3月議会が今月末から始まります。